成熟社会 都市ストックの再編
2月 26th, 2012

観光フェスタにブース出展 奥浅草プロジェクト

日本トピアリー協会さんから教わった方法で、みなでスカイツリー型トピアリーを作成しました。

願いをこめて、風船飛ばし。

植木市の魅力を引き出す取り組みに関するパネルを作成しました。

2月25日、あいにくの雨模様の中、奥浅草観光まちづくり協会主催のスカイツリー開業記念(まだですが・・・)の「奥浅草観光フェスタ2012」が隅田公園内で開催されました。中島研究会ではブースを一つ頂いて、奥浅草・植木市プロジェクト(研究会B(2)の学部3年の内田、酒井、山之内)によるパネル展示、スカイツリー型トピアリー作成ワークショップ、そしてそれぞれの願いをこめた風船飛ばし(風船は水溶性)を行いました。当日は気温も低く、人通りも少なかったのですが、それでもトピアリーを5つ作成できたのと、100個あまりの風船飛ばしも盛り上がったので、よしと。まだまだ「観光」という意識、要素が少ない奥浅草ですが、地域にある資源をいかしながら、訪れたくなるまち、訪れて楽しいまちにしていくための地域主導の取り組みのお手伝いをできたらと考えています。

なお、フェスタ後は、地元町内会長さんたち(このまちは本当にみなさん、仲が良い。町内会長同士が長い長い知り合いで、「ちゃん」づけで呼び合う仲。)の打ち上げに参加させて頂き、奥浅草のお店をはしごしたのでした。また、まちから元気を頂いた次第です。

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2月 26th, 2012

富士講の記憶を新たなまちづくりと観光の力に-富士吉田プロジェクト最終報告

「タツ道」の公開イメージ

報告書の表紙は「富士山北口本宮富士嶽神社境内全図」(青山豊太郎作、1892年)。冨士浅間神社を中心に、御師まちから富士山までが一つのまとまりのある世界として描かれている。「富士講の記憶を新たな観光とまちづくりの力に」(とある編集者から頂いたものですが)がタイトルであり提案の趣旨。

2011年夏から研究会で取り組んできた富士吉田プロジェクトですが、2月7日に富士吉田商工会議所で最終の意見交換会、そして2月14日には市長はじめ、市役所職員の前での最終発表会で調査結果を報告しました。研究会B(1)の学部3年の赤松、海野、学部2年の浅香、渡邊、学部1年の湯浅の5名が中心となって何度も現地に足を運び、御師まちの歴史・文化資源を生かした観光まちづくりのアイデアを練りました。主な提案内容は、1フラッグや暖簾などの簡易な手法による街並み磨き、2御師まちならではのタツ道(御師の家へのアプローチ)の公開、3火祭りの御旅所であるコミュニティセンターとその周辺の展示空間・広場化、4ヤーナ川の清掃や龍のイベントなどを契機とした地域のまちづくり体制の構築、でした。フィジカルな話を中心としつつも、それらを広く観光まちづくりの資源としていくための仕組みや仕掛けを提案しました。これらのうち、幾つかは来年度に実施できるよう、これから市や地域の方々と話し合って進めていくことになります。

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2月 14th, 2012

島原プロジェクト、最終報告会開催

島原での最終報告会の様子

まちあるきを促す「湧く湧くタンブラー」

高校生の力に着目した「TEEN PROJECT」

研究会B(2)の緒方、池田、内田、久保、酒井、福島、研究会B(1)の大沼、そして、玉村研の柴田、山脇、駒井研の西原という混合メンバーで取り組んできた、島原市を対象とした地域力向上支援事業、2月8日に他地域のプロジェクトと合同で長崎市内で、さらに9日には地元・島原にて、提案の最終報告をしてきました。島原の豊かな「食」をテーマとした「ご馳走ラリー」・「パッケージデザイン・セミナー」・「料理観光」、「水」をテーマとして、タンブラーというツールで資源をつないでいく「湧く湧くタンブラー」、「海」をテーマとして航路のブランディングとデジタル・サイネージによる「うみのみち」、「高校生」をテーマに、若い力でまちづくりを推進する「TEEN PROJECT」を提案し、様々な意見交換しました。何れも島原が持つ力を掘り起し、内外で繋げて、大きくしていく提案。島原市さんには、来年度も慶應との協働の取り組みを継続し、提案の実現に努めていくことをお約束頂きました。一同、その声を聞いて、より一層の努力を誓ったのでした。来年度もがんばろうー。

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1月 27th, 2012

浅草聖天町マップづくりワークショップ

中島研究会では、今学期、浅草聖天町振興会の方々からの依頼を受けて、聖天町のマップづくりのためのワークショップを企画・運営してきました。先日、1月19日に開催された第三回のワークショップでは、いよいよマップのコンセプト(まちの人も楽しめる、聖天町らしい、「地図」で終わらない)、アイデアを提案し、意見交換を行いました。ようやく、方向性が見えてきました。そして、ワークショップ後は地元の方に奥浅草の居酒屋につれていってもらい、懇親会でした。
ワークショップの結果は、毎回、新聞形式にまとめて、振興会メンバー全員に配布してもらっています。まちの人たちの力、アイデア、知識を集めて、まちづくりにつながるマップをつくっていきたいと思っています。お楽しみに。

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1月 7th, 2012

待乳山聖天の大根まつりと革のしおり

革のしおり

にぎわう境内。

本日、午前中、待乳山聖天さんの大根まつりに参加してきました。現在、マップづくりのお手伝いをしている浅草聖天町振興会の一員として、ピンクのジャンバーを着て、聖天町にある素材、道具を活用した手作りの「革のしおり」を1000枚、配布しました。趣旨としては「皮革のまち」聖天町からの年賀状ということで、「2012」「SHOTEN」の文字と龍の絵を刻印。今年は大根が振舞われただけでなく、東北復興の物産展も同時開催したので、どうやら2000人以上の人が聖天さんに訪れたもよう。しおりも人気を博したようで、用意した1000枚はすぐになくなってしまいました。正月返上でしおりを作成した研究会聖天町チームの皆さん(+助っ人)、お疲れさまでした。今後も、このまちに溢れている皮革をはじめとするさまざまな資源を活かして、「訪れたくなる魅力的なまち」づくりを支援していきます。

聖天町チーム

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12月 31st, 2011

都市遺産班 藤沢防災建築街区パンフレット作成

都市遺産班パンフレット

研究会の3年生4人(石川亮平、河本雄介、河野和彦、宮下貴裕)は先学期から共同で藤沢駅南口の、はぜのき広場を中心に名店ビル、ダイヤモンドビル、C-Dビルの3つのビルからなる通称「391街区」の研究を進めていますが、先のORFに合わせて、簡単なパンフレットを作成しました。
彼らの研究の基本コンセプトは「都市計画遺産」ないし「都市遺産」。非戦災都市である藤沢では、昭和30年代後半から昭和40年代前半にかけて、全国に先駆けて、都市改造事業として、駅前広場の創出を大きな目的とした駅南口一帯の土地区画整理事業が実施されますが、その際、防災建築街区が合わせて指定され、その一部である391街区では、その基本計画で採用された中庭型街区という意欲的な空間像がそのまま実現しています。ビル、街区の空間構成の特徴とともに、その都市的な意味を都市計画史や現代都市史の視点から解き明かし、今後の継承や再生に向けた提案をしていきたいと考えています。

藤沢防災建築街区基本計画(1962)/藤沢市役所所蔵・中島撮影

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12月 24th, 2011

島原プロジェクトの中間報告書作成

長崎県と慶應義塾大学が進めている「地域の強みを活かした地域力向上支援事業」の一環として、今年度、中島研のメンバー7名(院生1名、学部3年生6名)と玉村研のメンバー2名、駒井研のメンバー1名の合計10名のチームで、長崎県島原市の調査、提案に取り組んでいます。島原の強みをどのようにして顕在化させるのか、実現可能な取り組みとして提案することが目的で、これまでに現地に3回調査に入り、さまざまな資源の見学に加えて、多くの人にインタビューをしたり、アンケート調査を行ったりしてきました。そして、先週の12月19日には、これまでの調査のいったんのまとめとして、中間報告書を提出しました。これから、島原市、長崎県の方々と提案内容について協議を進めて、2月の最終報告までにブラッシュアップする予定です。今のところ、学生たちは、「食」、「湧水」、「航路」、「若者(高校生)」の4つの切り口を設定し、サービス開発やプロダクト開発、組織づくりといったソフトな観点からの提案を行っています。島原の人の共感を呼び、実際に動き出すような提案へ練り上げていきたいと思います。

調査の一環として、「雲仙プラン100プロジェクトのコンテストにも参加しました。

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11月 22nd, 2011

富士吉田プロジェクトの中間報告

富士吉田商工会議所と富士吉田市からの依頼を受けて、今年度から中島研究会で取り組んでいる富士吉田における富士山駅を起点とした富士信仰を活かした観光施策に関する調査の中間報告会が、2011年11月21日に開催されました。今回は、食と農に関する調査を担当する玉村先生の研究会と合同での発表でした。中島研は、学部3年の赤松、海野、学部2年の渡邊、朝香、学部1年の湯浅の5名が分担して、「歩く上吉田プロジェクト」について説明しました。富士山に向かって1キロ続く富士道を、いかに飽きさせずに楽しく歩けるようにするのか、が課題で、たつ道のオープン化や御旅所ひろばなどを提案しました。これらを本当に実現可能なプロジェクトにしていくためには、これから地域のさまざまな方々と丁寧に丁寧につめて検討していかなければならないことが沢山あります。改めて、頑張らねば、と思いを強くした次第です。また、玉村研のプラットフォーム構築を目指した現代富士講の提案は、非常に説得力があり、中島研も大いに参考に、そしてそのプラットフォームにのせられるものはのせていきたいと思います。

中間報告における全体構想案

帰り道の富士山。

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10月 1st, 2011

第一回浅草聖天町活性化委員会

9月29日の夜、浅草馬道区民館にて、一葉桜聖天町振興会の活動の一つとして、第一回活性化委員会が開催されました。中島研究会は、今学期、この活性化委員会の進行役を務めます。第一回会議には、研究会メンバー全員で参加し、3つのテーブルに分かれてそれぞれのテーブルのファシリテーターとして、「活性化のイメージ」について、振興会の皆さんの意見を引き出し、話し合いを進めました。聖天町は基本的には問屋街ですので、一言に「活性化」といっても、それぞれ考えていることに違いがあること、他のまちとは違う考え方が必要であることなどが見えてきました。今後、委員会を月1ペースで開催して、来年度以降、実行可能な具体的なアイデアを見出していきたいと考えています。

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9月 19th, 2011

夏のフィールドワーク(気仙沼・富士吉田・島原・大連)

夏休みの終わりがやってきてしまいました。
下記、この夏の、学生たちとのフィールドワークの備忘録です。 

■気仙沼プロジェクト(8月11日~13日)
5月から開始したSFC気仙沼復興プロジェクト、建築、都市、農村、観光、情報等に関する様々な研究会の教員、学生たちが協働で動いてきました。8月には、港けせんぬま復活祭に合わせて、それまでの調査成果の発表やお祭り支援などを目的に、気仙沼を訪問しました。中島研からは院生の平野、学部生の久保、渡邊が参加しました。復興のキーパーソンに集まって頂いたさんぞかだりやお祭り会場の脇での提案展示を通して、改めて地域の方の思いを直にお伺いすることができました。今後の復興をどのように支援できるのか、行動で示していきたいです。なお、小林研、池田研、厳研の有志と中島研学部生メンバーが主に参加した「気仙沼復興まちづくり調査」(2011年6月)のまとめは、下記にアップしております。
http://kesennuma.sfc.keio.ac.jp/pjkesen/news/2011/07/post-7.html
 

気仙沼小学校脇での提案カードの展示

 ■富士吉田プロジェクト(8月25日~29日)
「富士山信仰と富士山駅を活かした観光振興」をテーマとして、今年から始まったプロジェクトです。富士吉田市の職員の方にサポートして頂きながら、富士吉田の火祭り、すすき祭りの見学、御師まちの資源調査、富士吉田口からの登山体験(豪雨の中、軽装はいけませんでしたね)、関係者へのヒアリング等、充実した調査を行うことができました。中島研の学部生の赤松、海野、渡邊が参加しました。28日夜には、商工会議所の委員会にて、中島と赤松で調査成果を発表し、いろいろなご意見を頂きました。参加したメンバー一同、富士吉田の奥深さに魅せられ、今後の継続調査と提案に向けての展望を得ることができました。しっかりした提案を行うために、今学期、調査を続けていきます。 

富士吉田の火祭り

 ■島原プロジェクト(8月29日~9月3日)
慶應SFCとして長崎県とともに取り組んでいる地域力向上プロジェクトの一環として、一週間にわたって、島原の資源調査を実施しました。参加した学生は9名、中島研からは院生の緒方、学部生の池田、内田、大沼、福島の5名でした。こちらも島原市役所の方々の多大なご協力により、楽しく、充実した調査を行うことができました。何よりも島原の大地の恵みになかば圧倒されながら、まちを歩き回り、多くの人のお話をお伺いし、学生ならではの若い視点、外の視点からの提案をまとめました。一週間でようやくとっかかりが見えてきたところです。今後、提案の内容を精査し、実現可能なアイデアをどしどし出していきたいと思っています。 

生活に根付いた水文化(浜の川湧水)

■大連プロジェクト(9月14日~18日)
お隣の池田先生が建物の設計に携わってこられた大連郊外の龍門温泉の、温泉街としての今後の開発のありようを考えるための調査、計画案づくりを、慶應SFCの学生3名と大連理工大学の学生5名で行いました。中島研からは院生の平野が参加しました。初めて訪れた中国の農村部、郊外リゾートはとても新鮮でした。学生たちはすぐに打ち解けて仲良くなり、共同でしっかりした調査、そしてプランの骨子を作成してくれました。中国の学生たちの、知に対するとても真面目な態度には、大いに刺激を受けました。10月に開催予定の大連でのシンポジウムで成果を発表する予定です。

農村集落でのヒアリングの様子

 

以上になります。
各フィールドワークでは、現地の関係者の方々に多大なご協力を頂きました。
改めて、感謝申し上げます。

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