成熟社会 都市ストックの再編
9月 6th, 2010

おわらが灯る越中八尾と富山都心部再生への道程

 9月2日から4日まで、研究会合宿ということで、中島+学生5名で、中島が以前、まちづくりのお手伝いをしていた越中八尾を訪ねました。そう、ちょうど「おわら風の盆」の真っ最中でして、普段は比較的静かな越中八尾の旧町は、全国からの来訪者で溢れかえっておりました。旧町それぞれ自分たちの町(街路空間)を舞台として、おわらを踊り、演奏することを楽しみ、それを多くの人に見せ、楽しませることをも楽しむ地元の方々のポジティヴな姿勢に、今回もまた、魅せられたのでした。また、商工会の方々、西町の方々には宿舎を提供して頂いたり、ごちそうになったりと、大変お世話になりました。有難うございました! 

 八尾滞在の中日の日中は、富山都心部に足を延ばし、その再生のための様々な取り組み、つまりポートラムやセントラムといった新たな公共交通の導入、昭和初期に生まれた富岩運河の船溜まりを市民のための憩いの場に生まれ変わらせた富岩運河環水公園、総曲輪の中心に新たに生まれたグランドプラザなどに代表される公共空間の再生や創造の現場を見て歩きました。富山市は本当に頑張っています(郊外の大規模商業施設立地規制なども含めて)。ただ、それでも総曲輪の商店街の惨状はどうもまだあまり変わっていないようで、都心部の再生、ないし再創造には、まだまだ時間がかかるということを実感したのと同時に、「商店街の活性化」ではない、現代都市の都心部の将来像胎生が否応なく予感されたわけです。 

 ということで、いろいろ勉強になりました。 

この夜、八尾の旧町の街並みとそこに集う人々が不思議な光景をつくりだす

気持ち良すぎる空間というものが、ある

 

富山は歩き倒したし、おわらは当然夜を徹しての見学なので、、疲れましたね。

by naoto.nakajima | Posted in 研究会B(1) 都市計画・都市デザイン, 都市探訪 | おわらが灯る越中八尾と富山都心部再生への道程 はコメントを受け付けていません |













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