成熟社会 都市ストックの再編
2月 14th, 2012

島原プロジェクト、最終報告会開催

島原での最終報告会の様子

まちあるきを促す「湧く湧くタンブラー」

高校生の力に着目した「TEEN PROJECT」

研究会B(2)の緒方、池田、内田、久保、酒井、福島、研究会B(1)の大沼、そして、玉村研の柴田、山脇、駒井研の西原という混合メンバーで取り組んできた、島原市を対象とした地域力向上支援事業、2月8日に他地域のプロジェクトと合同で長崎市内で、さらに9日には地元・島原にて、提案の最終報告をしてきました。島原の豊かな「食」をテーマとした「ご馳走ラリー」・「パッケージデザイン・セミナー」・「料理観光」、「水」をテーマとして、タンブラーというツールで資源をつないでいく「湧く湧くタンブラー」、「海」をテーマとして航路のブランディングとデジタル・サイネージによる「うみのみち」、「高校生」をテーマに、若い力でまちづくりを推進する「TEEN PROJECT」を提案し、様々な意見交換しました。何れも島原が持つ力を掘り起し、内外で繋げて、大きくしていく提案。島原市さんには、来年度も慶應との協働の取り組みを継続し、提案の実現に努めていくことをお約束頂きました。一同、その声を聞いて、より一層の努力を誓ったのでした。来年度もがんばろうー。

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12月 24th, 2011

島原プロジェクトの中間報告書作成

長崎県と慶應義塾大学が進めている「地域の強みを活かした地域力向上支援事業」の一環として、今年度、中島研のメンバー7名(院生1名、学部3年生6名)と玉村研のメンバー2名、駒井研のメンバー1名の合計10名のチームで、長崎県島原市の調査、提案に取り組んでいます。島原の強みをどのようにして顕在化させるのか、実現可能な取り組みとして提案することが目的で、これまでに現地に3回調査に入り、さまざまな資源の見学に加えて、多くの人にインタビューをしたり、アンケート調査を行ったりしてきました。そして、先週の12月19日には、これまでの調査のいったんのまとめとして、中間報告書を提出しました。これから、島原市、長崎県の方々と提案内容について協議を進めて、2月の最終報告までにブラッシュアップする予定です。今のところ、学生たちは、「食」、「湧水」、「航路」、「若者(高校生)」の4つの切り口を設定し、サービス開発やプロダクト開発、組織づくりといったソフトな観点からの提案を行っています。島原の人の共感を呼び、実際に動き出すような提案へ練り上げていきたいと思います。

調査の一環として、「雲仙プラン100プロジェクトのコンテストにも参加しました。

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9月 19th, 2011

夏のフィールドワーク(気仙沼・富士吉田・島原・大連)

夏休みの終わりがやってきてしまいました。
下記、この夏の、学生たちとのフィールドワークの備忘録です。 

■気仙沼プロジェクト(8月11日~13日)
5月から開始したSFC気仙沼復興プロジェクト、建築、都市、農村、観光、情報等に関する様々な研究会の教員、学生たちが協働で動いてきました。8月には、港けせんぬま復活祭に合わせて、それまでの調査成果の発表やお祭り支援などを目的に、気仙沼を訪問しました。中島研からは院生の平野、学部生の久保、渡邊が参加しました。復興のキーパーソンに集まって頂いたさんぞかだりやお祭り会場の脇での提案展示を通して、改めて地域の方の思いを直にお伺いすることができました。今後の復興をどのように支援できるのか、行動で示していきたいです。なお、小林研、池田研、厳研の有志と中島研学部生メンバーが主に参加した「気仙沼復興まちづくり調査」(2011年6月)のまとめは、下記にアップしております。
http://kesennuma.sfc.keio.ac.jp/pjkesen/news/2011/07/post-7.html
 

気仙沼小学校脇での提案カードの展示

 ■富士吉田プロジェクト(8月25日~29日)
「富士山信仰と富士山駅を活かした観光振興」をテーマとして、今年から始まったプロジェクトです。富士吉田市の職員の方にサポートして頂きながら、富士吉田の火祭り、すすき祭りの見学、御師まちの資源調査、富士吉田口からの登山体験(豪雨の中、軽装はいけませんでしたね)、関係者へのヒアリング等、充実した調査を行うことができました。中島研の学部生の赤松、海野、渡邊が参加しました。28日夜には、商工会議所の委員会にて、中島と赤松で調査成果を発表し、いろいろなご意見を頂きました。参加したメンバー一同、富士吉田の奥深さに魅せられ、今後の継続調査と提案に向けての展望を得ることができました。しっかりした提案を行うために、今学期、調査を続けていきます。 

富士吉田の火祭り

 ■島原プロジェクト(8月29日~9月3日)
慶應SFCとして長崎県とともに取り組んでいる地域力向上プロジェクトの一環として、一週間にわたって、島原の資源調査を実施しました。参加した学生は9名、中島研からは院生の緒方、学部生の池田、内田、大沼、福島の5名でした。こちらも島原市役所の方々の多大なご協力により、楽しく、充実した調査を行うことができました。何よりも島原の大地の恵みになかば圧倒されながら、まちを歩き回り、多くの人のお話をお伺いし、学生ならではの若い視点、外の視点からの提案をまとめました。一週間でようやくとっかかりが見えてきたところです。今後、提案の内容を精査し、実現可能なアイデアをどしどし出していきたいと思っています。 

生活に根付いた水文化(浜の川湧水)

■大連プロジェクト(9月14日~18日)
お隣の池田先生が建物の設計に携わってこられた大連郊外の龍門温泉の、温泉街としての今後の開発のありようを考えるための調査、計画案づくりを、慶應SFCの学生3名と大連理工大学の学生5名で行いました。中島研からは院生の平野が参加しました。初めて訪れた中国の農村部、郊外リゾートはとても新鮮でした。学生たちはすぐに打ち解けて仲良くなり、共同でしっかりした調査、そしてプランの骨子を作成してくれました。中国の学生たちの、知に対するとても真面目な態度には、大いに刺激を受けました。10月に開催予定の大連でのシンポジウムで成果を発表する予定です。

農村集落でのヒアリングの様子

 

以上になります。
各フィールドワークでは、現地の関係者の方々に多大なご協力を頂きました。
改めて、感謝申し上げます。

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