前現代委員会の進捗
今年度から始まった日本建築学会の若手奨励特別研究委員会ですが、現在、委員が順次、発表を行うかたちで進めています。10月28日は、田中傑さん(芝浦工大)と初田香成さん(東大)に防火建築帯を中心とした商店街の建築の話、12月2日には、西成典久さん(香川大)と中島伸さん(練馬まちづくりセンター)に東京の戦災復興区画整理について、充実した発表を行って頂き、参加者で全員で前現代遺産の特質について議論しました。二回の発表に共通して、「基準化」というのがひとつのキーワードのようです。今後もこうしたかたちで研究会を続けていきますが、来年の建築学会大会では、ここでの成果をもとに、パネルディスカッションを予定しています。眼前の空間に蓄積された何気ない時間の塊を、現在、そして将来の都市生活の幸福に結びてけていく回路を探求していきます。
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